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変数と基本的な計算 ( 3 )

PHPの演習問題

以下のプログラムを書いて実行してください。

( 1 ) 変数の宣言と出力

  1. 変数$a$bを宣言し、 それぞれに 5 と 6 を代入してください。
  2. $a$bの値を表示してください。

( 2 ) 四則演算

  1. 変数$x$yを宣言し、それぞれに任意の値を代入してください。
  2. $x$yの足し算、引き算、掛け算、割り算を計算して表示してください。

( 3 ) 文字列の連結

  1. 二つの文字列変数$firstName$lastNameを作成して任意の名前と姓を代入してください。
  2. これらを連結してフルネームを表示してください。

( 4 ) 変数のインクリメント

  1. 整数を格納する変数$numberを作成し、任意の数値で初期化してください。
  2. $numberをインクリメント(1を加える操作)して、変更後の値を表示してください。

( 5 ) 可変変数

  1. 変数$animalに ‘cat’ という文字列を代入してください。
  2. 別の変数$catに ‘tama’ という文字列を代入してください。
  3. $animalの値を使用して動的に変数名を生成し、その値を表示してください。

ポイント

変数の宣言と初期化 : PHPでは変数を使用する際、宣言と同時に初期化を行うのが一般的であり、$variableName = value;の形式で行います。例えば$a = 5;というコードは、変数$aを宣言し、同時に値 5 を代入することで初期化しています。

文字列の代入:シングルクオーテーション ( ‘ ) か、ダブルクオーテーション ( ” ) で囲んで代入します。シングルクオーテーションは単純な文字列に、ダブルクオーテーションは変数の値や特殊文字を文字列内で動的な文字列に使用します。

結合演算子 : 文字列や変数を連結するには ( . ) を使用します。

四則演算 : 加算 ( 足し算 ) に ( + )、減算 ( 引き算 ) に( - )、乗算 ( 掛け算 ) に( * ) ( アスタリスク ) 、除算 ( 割り算 ) に ( / ) ( スラッシュ ) の各記号を用いて行います。

インクリメントとデクリメント:インクリメント演算子 ( ++ ) は変数の値を 1 増やし、デクリメント演算子 ( -- ) は 1 減らします。例えば$i++$iの値を 1 増やします。

可変変数:一つの変数の値を別の変数の名前として使用できる機能です。これにより変数名を動的に変更したり、条件に応じて変数を選択したりできます。

出力方法 : PHPでの出力には主に以下の方法があります。

  • echo : 文字列を出力する一般的な方法です。複数の値をカンマで区切って一度に出力することができます。実行速度が速いため、単純な文字列出力には echo がよく使われます。
  • print : echo に似ていますが、一度に一つの文字列のみを出力します。また、print は式として扱われ、値(常に 1 )を返します。
  • printf : 書式指定された文字列を出力します。変数の内容を特定のフォーマットで出力する場合に便利です。
  • print_r : 変数の内容を読みやすい形式で出力します。配列やオブジェクトなど、複雑なデータ構造を出力する際に便利です。
  • var_dump : print_r と同様に変数の情報を出力しますが、より詳細な情報 ( 型や長さなど ) を提供します。開発時のデバッグによく使用されます。

解答と解説

( 1 ) 変数の宣言と出力

  1. 変数$a$bを宣言し、 それぞれに 5 と 6 を代入してください。
  2. $a$bの値を表示してください。

変数$a$bにそれぞれ値 5 と 6 を代入し、echoを使用してこれらの変数の値を出力します。

$a = 5;
$b = 6;
echo $a; // 出力: 5
echo $b; // 出力: 6
Code language: PHP (php)

( 2 ) 四則演算

  1. 変数$x$yを宣言し、それぞれに任意の値を代入してください。
  2. $x$yの足し算、引き算、掛け算、割り算を計算して表示してください。

変数$xに 10 、変数$yに 5 を代入し、これらを加算 (+), 減算 (-), 乗算 (*), 除算 (/)した結果をechoで出力します。

$x = 10; // 任意の値
$y = 5; // 任意の値
echo $x + $y; // 出力: 15
echo $x - $y; // 出力: 5
echo $x * $y; // 出力: 50
echo $x / $y; // 出力: 2
Code language: PHP (php)

( 3 ) 文字列の連結

  1. 二つの文字列変数$firstName$lastNameを作成してあなたの名前と姓を代入してください。
  2. これらを連結してフルネームを表示してください。

文字列変数$firstName$lastNameに文字列として名前と姓を代入します。ここではダブルクオーテーション ( " ) を使って文字列を代入します。結合演算子 ( . )を使って文字列を連結し、echoで出力します。

$firstName = "太郎"; // 任意の値
$lastName = "山田"; // 任意の値
$fullName = $firstName . " " . $lastName;
echo $fullName; // 出力: 太郎山田
Code language: PHP (php)

( 4 ) 変数のインクリメント

  1. 整数を格納する変数$numberを作成し、任意の数値で初期化してください。
  2. $numberをインクリメント(1を加える操作)して、変更後の値を表示してください。

変数$numberの値をインクリメント ( ++ ) しています。これにより、変数の値が 1 増加します。

$number = 7;
$number++;
echo $number;  // 出力: 8
Code language: PHP (php)

( 5 ) 可変変数

  1. 変数$animalに ‘cat’ という文字列を代入してください。
  2. 別の変数$catに ‘tama’ という文字列を代入してください。
  3. $animalの値を使用して動的に変数名を生成し、その値を表示してください。

$animalという変数に ‘cat’ という文字列を代入しています。次に、$catという別の変数に ‘tama’ という文字列を代入しています。最後に、可変変数を使用して$$animalという式を評価します。これは$catと同じで、結果として ‘tama’ が出力されます。

$animal = 'cat';
$cat = 'Tama';
echo $$animal;  // 出力: Tama
Code language: PHP (php)

Tips:プログラミングにおける「評価」という用語は、式中の変数や関数が処理されて最終的な値を計算するプロセスを指します。

PHPの演習問題

以下のプログラムを書いて実行してください。

( 1 ) 変数の宣言と出力

  1. 変数$a$bを宣言し、 それぞれに 5 と 6 を代入してください。
  2. $a$bの値を表示してください。

( 2 ) 四則演算

  1. 変数$x$yを宣言し、それぞれに任意の値を代入してください。
  2. $x$yの足し算、引き算、掛け算、割り算を計算して表示してください。

( 3 ) 文字列の連結

  1. 二つの文字列変数$firstName$lastNameを作成して任意の名前と姓を代入してください。
  2. これらを連結してフルネームを表示してください。

( 4 ) 変数のインクリメント

  1. 整数を格納する変数$numberを作成し、任意の数値で初期化してください。
  2. $numberをインクリメント(1を加える操作)して、変更後の値を表示してください。

( 5 ) 可変変数

  1. 変数$animalに ‘cat’ という文字列を代入してください。
  2. 別の変数$catに ‘tama’ という文字列を代入してください。
  3. $animalの値を使用して動的に変数名を生成し、その値を表示してください。

ポイント

変数の宣言と初期化 : PHPでは変数を使用する際、宣言と同時に初期化を行うのが一般的であり、$variableName = value;の形式で行います。例えば$a = 5;というコードは、変数$aを宣言し、同時に値 5 を代入することで初期化しています。

文字列の代入:シングルクオーテーション ( ‘ ) か、ダブルクオーテーション ( ” ) で囲んで代入します。シングルクオーテーションは単純な文字列に、ダブルクオーテーションは変数の値や特殊文字を文字列内で動的な文字列に使用します。

結合演算子 : 文字列や変数を連結するには ( . ) を使用します。

四則演算 : 加算 ( 足し算 ) に ( + )、減算 ( 引き算 ) に( - )、乗算 ( 掛け算 ) に( * ) ( アスタリスク ) 、除算 ( 割り算 ) に ( / ) ( スラッシュ ) の各記号を用いて行います。

インクリメントとデクリメント:インクリメント演算子 ( ++ ) は変数の値を 1 増やし、デクリメント演算子 ( -- ) は 1 減らします。例えば$i++$iの値を 1 増やします。

可変変数:一つの変数の値を別の変数の名前として使用できる機能です。これにより変数名を動的に変更したり、条件に応じて変数を選択したりできます。

出力方法 : PHPでの出力には主に以下の方法があります。

  • echo : 文字列を出力する一般的な方法です。複数の値をカンマで区切って一度に出力することができます。実行速度が速いため、単純な文字列出力には echo がよく使われます。
  • print : echo に似ていますが、一度に一つの文字列のみを出力します。また、print は式として扱われ、値(常に 1 )を返します。
  • printf : 書式指定された文字列を出力します。変数の内容を特定のフォーマットで出力する場合に便利です。
  • print_r : 変数の内容を読みやすい形式で出力します。配列やオブジェクトなど、複雑なデータ構造を出力する際に便利です。
  • var_dump : print_r と同様に変数の情報を出力しますが、より詳細な情報 ( 型や長さなど ) を提供します。開発時のデバッグによく使用されます。

解答と解説

( 1 ) 変数の宣言と出力

  1. 変数$a$bを宣言し、 それぞれに 5 と 6 を代入してください。
  2. $a$bの値を表示してください。

変数$a$bにそれぞれ値 5 と 6 を代入し、echoを使用してこれらの変数の値を出力します。

$a = 5;
$b = 6;
echo $a; // 出力: 5
echo $b; // 出力: 6
Code language: PHP (php)

( 2 ) 四則演算

  1. 変数$x$yを宣言し、それぞれに任意の値を代入してください。
  2. $x$yの足し算、引き算、掛け算、割り算を計算して表示してください。

変数$xに 10 、変数$yに 5 を代入し、これらを加算 (+), 減算 (-), 乗算 (*), 除算 (/)した結果をechoで出力します。

$x = 10; // 任意の値
$y = 5; // 任意の値
echo $x + $y; // 出力: 15
echo $x - $y; // 出力: 5
echo $x * $y; // 出力: 50
echo $x / $y; // 出力: 2
Code language: PHP (php)

( 3 ) 文字列の連結

  1. 二つの文字列変数$firstName$lastNameを作成してあなたの名前と姓を代入してください。
  2. これらを連結してフルネームを表示してください。

文字列変数$firstName$lastNameに文字列として名前と姓を代入します。ここではダブルクオーテーション ( " ) を使って文字列を代入します。結合演算子 ( . )を使って文字列を連結し、echoで出力します。

$firstName = "太郎"; // 任意の値
$lastName = "山田"; // 任意の値
$fullName = $firstName . " " . $lastName;
echo $fullName; // 出力: 太郎山田
Code language: PHP (php)

( 4 ) 変数のインクリメント

  1. 整数を格納する変数$numberを作成し、任意の数値で初期化してください。
  2. $numberをインクリメント(1を加える操作)して、変更後の値を表示してください。

変数$numberの値をインクリメント ( ++ ) しています。これにより、変数の値が 1 増加します。

$number = 7;
$number++;
echo $number;  // 出力: 8
Code language: PHP (php)

( 5 ) 可変変数

  1. 変数$animalに ‘cat’ という文字列を代入してください。
  2. 別の変数$catに ‘tama’ という文字列を代入してください。
  3. $animalの値を使用して動的に変数名を生成し、その値を表示してください。

$animalという変数に ‘cat’ という文字列を代入しています。次に、$catという別の変数に ‘tama’ という文字列を代入しています。最後に、可変変数を使用して$$animalという式を評価します。これは$catと同じで、結果として ‘tama’ が出力されます。

$animal = 'cat';
$cat = 'Tama';
echo $$animal;  // 出力: Tama
Code language: PHP (php)

Tips:プログラミングにおける「評価」という用語は、式中の変数や関数が処理されて最終的な値を計算するプロセスを指します。